はるかも来飛くんと付き合えたんだ。
それってなんかすごい嬉しい!
奇跡みたいじゃんか、胸がほっこりする
お互いに付き合いたてだということで
はるかと来飛くんにバイバイして、再び翔くんと花火を眺めた
だけど、ついつい花火よりも隣の翔くんに目がいってしまう
夢じゃないんだなって何度も確認しながら
大事な、大切な思い出として胸に焼き付けるように
花火よりも綺麗な翔くんの横顔をじっと見つめてしまう
「あれ?どした花優 」
不思議な顔をして首をかしげ翔くんが私を見る
その仕草とかすべてに惹かれて、
「あのね!
翔くんのこと好きだなあって、再確認してたの!!」
ぎゅっと私の手を握り、翔くんがつぶやく
「………あんま可愛いこと言うなよ。」
どきん…
「う、うん」
やっぱり翔くんだいすき……
ドキドキとまんないや
「花優、好き」
手からも感情が伝わってくる
「わっ…私も翔くん大好きっ!!!」
いい終わった直後に翔くんの唇が私の唇に重なった──
どきっっ……
一瞬の出来事で、でもそれはとても幸せで
夜空にはキラキラ輝いている花火がめいっぱい広がっていた。
END.*・゚
