バスに乗り込むと、茶化すような声がぽつぽつと聞こえてきた。
うぅ、気にすることなんてないっっ!
それよりも!どこに座ろう…
もうみんな座っていて座るところがちょうど2つあった。
え、これじゃあ翔くんとバス隣の席だ……
キョロキョロしていたら真美ちゃんと目が合って、にやにやしながらこっちを見ていた。
そんな真美ちゃんの隣には、少し嫌そうな顔をしている原田くんが座っていた。
きっと翔くんと座らせるために、わざと席を取っておいてなかったんだな…
真美ちゃん、確かに嬉しいけど…
そのにやにや顔どうにかしてよっ!!!!!
「花優、早く隣座れよ」
"ドクンッッ……"
「いっ今、座りますよ!」
翔くん、命令口調はやばいよ
胸がドクンッて電流走ったみたいに、
ふにゃあって体に力入んなくなる
翔くんの隣の席、
すごく…ものすごく嬉しいんだけどでも
なんか緊張する、ドキドキも止まんないし
"グウ……。"
ん?今の音、お腹の音?
「わ、わりぃ。 腹減っちまってさ」
翔くん!!!!!
今の翔くんの音だったのか!
