「おーい、どした花優?
バス乗り遅れっぞ。ほら行こ」
"グイッ……"
翔くんは私の手を繋いでバスまで歩き始めた
えっ?
しょ、翔くん、手!!!!!
バス乗り遅れないよ、私一人でも歩けるよ
ただ翔くんが好き過ぎて
ぼーっとしてただけなの
それなのに、手まで繋がれたら……
「っ……///」
手繋がなくてもいいって
声に出して伝えたいのに
繋いでいたいって、思っちゃうんだ。
ほんとにもう、恋って厄介だよ。
バスに乗ってる皆から見られてるかもしれないのに…
真美ちゃんとか原田くんに見られてるかもしれないのに
翔くんは、皆に見られててもいいのかな?
1秒、1秒だけ翔くんの顔チラ見しよう!
嫌そうな顔してたら、そっこうで手離そう
チラ…
翔くんの顔がバッチリ目に入った
「ぁ……。///」
「ん? あ、手繋ぐのやだった?」
やばい!逆に勘違いされた!!!!!
「全然!!そんなことないよっ!
ただ、翔くん見たらきゅんってしちゃって心臓がやばくて、
えと…頭が停止しちゃってたの!!!!!」
何言ってんだ私!?!
どあほだ。こんなこと翔くんに言うなんて
絶対引かれた……
終わった、私の恋…
せめて花火大会、行きたかった……泣
