クラス替えが終わり、教室のグループができ始めた時に私は気づく。

いつも拓哉くんを目で追っている自分に。

拓哉くんをぼんやり見つめて過ごす授業時間。

「つまり、、、だから、、、こうなって、、、この、、、はテストに出るぞ、、、」

先生が話すことも遠く響いて頭に入ってこない。

テスト大丈夫かな。

目にかかる黒髪、女の子のような顔立ち女の私が羨ましくなる程綺麗な顔立ちの拓哉

拓哉がクラスメイトと喋っているとこを見たことがない。

いつも1人でいつも行動していて
強そうなのに少し寂クラス替えが終わり、教室のグループができ始めた時に私は気づく。

いつも拓哉くんを目で追っている自分に。

一目見た瞬間から好きになっていたんだよと思う。寂しげなその表情に、瞳にいつのまにか引き込まれていた。

一目見た瞬間から好きになっていたんだと思う。