story of tearsー君からの贈り物ー

「17歳の女の子が、夜1人
なんて危ないよ??」


私の顔を心配そうに覗きこみ
ながらそういうと、ニッコリ笑った。

茶色の綺麗な髪の毛は、今まで
見たホストとは違って軽くセット
してあるだけで。

整った綺麗な顔立ちに、長い手足。

私をまっすぐに見つめる黒い瞳。

あぁ…私…この人苦手だ…。

直感で、そう思った。