傷を、癒してください。

明日の予定なども含めたHRが終わり解散する。
新入生達は昇降口へ行き、楽しそうに駄弁っている。

もちろん、私にはそんな話しかける勇気なんて無くて……

自分が惨めに思えてくる。


やだ、どうしよう……涙が……


急いで下を向き、歩く。
泣きそうなのをこらえながら前へ進んでいると

「とんっ」と誰かとぶつかってしまった。

「わっ……すみません……」
私がとっさに謝ると、

『……どうしたの?大丈夫?』
と、私の顔を見ながら声をかける保健の先生がいた。


この出来事が、後に大きく影響していく。