シャイな彼女と月島くん


「これ……」

返答だ。

美月からの、I love youの返事。


「あなたの、夜…」


俺の夜…?

月島佑夜の――。


「っ!?……マジか」


この夜って、佑「夜」の「夜」か。

美月が「月」で、俺が「夜」。

夜に輝く月。


……これは、脈ありな感じの返事じゃないか?

良い意味で解釈して正解だよな?

つまり。


「俺じゃなきゃダメ、ってことか…」


ハッキリと意味を口に出した後で、深い溜息がこぼれた。


「………やられた」


徐々に頬へ集まってくる熱がうっとうしくて、顔に手をやる。


「更に落ちたな…俺」


恋って底無し沼なのか?

だったら凄まじく厄介だ。








【馴れ初め編 END】

2015/5/6