シャイな彼女と月島くん


心中穏やかではない俺の横で相原が小さな声を出した。


「わ、私は、いいですっ。邪魔しちゃ悪いし…一人で食べます」


……邪魔ってなんだ?

別に邪魔ではないぞ。

というか相原の声って耳に気持ち良いな。聞いてて落ち着く。

男受けしそうな声なんだから、もっと喋ればいいのに。

なんてことを考えながら昼休みは過ぎ、午後の授業。