未だに、何を食べようかが決められない。
「ねぇ、何食べるの?」
あたしは、ショウの意見も取り入れようと聞く。
「……食べない。」
「えっ?」
食べないの?
奢りなのに、食べさせてくれないの!?
「……俺が来たかった場所、ここ。」
そう言ってショウが指差すのは、アクセサリーショップ……?
「こんなとこ来て何するの?」
そんなことを言いながらも、目の前にあるキラキラのアクセに魅入ってしまう。
「ちょっと指かして!」
「え!?」
指を守る暇もなく、右の薬指に指輪が付けられる。
「……サイズはバッチリだな。
買います。付けたままでいいです。」
……何してんの?
こんなの、絶対に高いじゃん……。
呆然として店を出るあたしと、嬉しそうに店を出るショウ。

