綺瑠へ
この手紙を読んでいるってことは、私はもうこの世には居ないということね。
綺瑠、あなたには、謝らなければならないことがたくさんあるわ。
私が死んだ理由、そして、
私の、正体。
私は、
嘘をついていたわ。
でも今、あなたに話すときが来たの。
誕生日なのに、ごめんね。
直接言いたかったんだけど、時間がなくて……。
これから話すことは、綺瑠、
あなたにとってとても信じがたいことだと思うわ。
でも、疑う前に信じてほしい。
私の言うことに耳を傾けてほしい。
長い長い物語が、また、あなたによって紡がれていくの。

