天使のキーホルダー



あまりに突然のことに

あたしは身を動かすことができなかった。


「海…斗…??」


お互いの唇が離れ

やっとの思いで口に出した言葉は

海斗の耳に届いてなかったかもしれない。



海斗はあたしの顔を見ずに

そっぽを向いて顔を隠した。


空がオレンジ色のせいなのか…


それとも照れているのか…


海斗の耳が

赤くなっているような見えた。


「海斗……??」