天使のキーホルダー


…落ちてない…??


あたしは手首に

温もりを感じる。


「あッぶないな~。

大丈夫??」

さっきまで寝ていた少年が

あたしの腕を

掴んでいた。


「…よいしょ。

怪我ない??」

少年は軽々と

あたしを上に持ち上げてくれた。