その様子を見て あたしは少し照れた。 「ぢゃあ…そろそろ行くね。 また来るからね♪」 あたしは持って来た 花束をさしてお墓を後にした。 「うわぁ〜♪ 空広いなあ。」 あたしは両手を広げていった。 「ほんとだなあ〜」 この空を あたしはずっと見てきた。 記憶をなくす前も… なくした後も… 空はあたしの唯一の居場所だったと思う。 そう……