頬に流れる涙を拭うために

俺は心の頬に手を添えた。


「泣くなって♪

俺なら大丈夫だから。」


「………。」


「言ったろ??

俺が心を守るって…」


頬に添えた俺の手に

心の手が重なる。


「ありがとう…」


「え…??」



心…??


やっぱり様子が

いつもと違う…



その時だ--------------------


俺の目の前には

あの頃の…