その声にあたしは

目を覚ました。



「大丈夫???」


海斗ママの心配そ-顔が

あたしを見下ろしていた。


「ここは…?」


「心ちゃん。

突然頭を抱えて痛みだしてね…

意識を失ってたのよ。


看護婦さんに話したら

とりあえず病院のベッドにって…」



あたしの頭の中はすっきりとしていた。

そしてあたしは次の言葉を口にした。


「海…ママ…」