天使のキーホルダー



…………!?



「…いったぁ…」


あたしはおでこに手を当てて

海斗を見た。


「だって何か

ぼ〜としてたからさッ」


「………。」


「ほらほら。

そ-やって拗ねね-の♪」


最近海斗は

あたしをからかうようになってきた。


でもあたしは

海斗とこ-やって過ごしている時間が好き。


今までの不安とか

恐怖とかから

あたしを解放してくれる時間。