----------数ヶ月後-------------



夏を盛り上げる

蝉の声は少なくなり

だんだんと秋に近づいてきていた。


「なぁ??心??」


「ん-??」


いつも通っている並木道も

なんだか淋しくなっている。



海斗に真実を伝えられたあの日…

あたしは過去に向き合う決心をした。


そのために

海斗はあたしの過去…

いや…あたしたちの過去を

少しずつ教えてくれる。