「でも…

このキーホルダーだけは

いつもあたしを懐かしく

感じさせてくれた…。


あたしは手の中にある

天使を見ながら話し続けた。


「始業式のあの日…

海斗に会ってから

変な夢ばかり見るの…」


「…どんな夢?」


海斗はあたしを見た。


あたしを見る海斗の目に

あの時感じたのと同じ

懐かさを感じる。


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