アパートの自分の部屋に帰って来た私は、コンビニの袋をテーブルの上に置いて、ベッドにうつ伏せに寝転んだ。
香山先生の笑った顔が頭から離れない。
何で?どうして?
そんな思いがグルグル回る。
私は先生の彼女でも何でもなく、ただの先生と生徒の関係。
わかってる……そんなこと……。
だから香山先生が先生の関係が職場の先輩後輩の仲でも、そうでなくても私には関係ない。
でも……。
香山先生に対して嫉妬してる自分がいて……。
私は体を上に向けた。
白い天井が、だんだん歪んでいく。
涙が溢れて、瞬きすると涙は目尻からこぼれ落ちていった。



