【先生×生徒シリーズ 完全版】プラネタリウムー先生に会いたいー





「うちは子供もいないし、お互い好き勝手やってるって感じかな。離婚はしないけど」



いろんな形の夫婦がある。


香山先生のところみたいな夫婦も世の中には沢山いるのかもしれない。



「出来た!」



香山先生はそう言ってキッチンを出て来た。



「お鍋にお粥を作ったので食べて下さいね。それから冷蔵庫にスポーツドリンクやゼリーを冷やしてあるので……」


「ありがとうございます……」


「じゃあ、私はこれで失礼しますね。早く治して下さいね。望月先生が来ないと女子生徒たちが寂しがりますから」



香山先生は脱いでいたジャケットを羽織りながらそう言った。


玄関まで送ろうと、ソファーから立とうとした俺を止めた。