私は電池切れたロボットのようにペタンと座り込んでしまった。
倒れないようにと力を入れていた足に限界がきていたのかもしれない。
「ちょ、大丈夫?」
そう言って、腰を落とした先生は私の顔を覗き込む。
「大丈夫か?」
再びそう聞いてくる先生。
「だ、大丈夫です……」
「立てる?」
先生はそう言って私の前に手を出してきた。
その手を見つめる私。
駅の中に入って行く人たちが私たちのことをジロジロ見て行く。
もしかしたら同じ学校の人もいるかもしれない。
変な誤解を招くかもしれかい。
私は先生の手を取らず、自力で立とうとした。
アスファルトに手を付いて、手に力を入れようとするけど立てない。
「ほら」
再び先生が私に手を出してきた。
「大丈夫、です……立てますから……」
そう言ったけど、やっぱり立てないものは立てなくて……。
そんな私の姿を見てクスリと笑った先生は、私の両手を握ってきた。
ビクンと跳ねる体、止まっていた胸のドキドキが再発。
先生の手から自分の手を離そうとしたのが先生に伝わったのか、私の手を握る先生の手に力が入った。



