「生徒が教師と付き合ってる真実がわかって、こちらも“はい、そうですか”とは言えないんですよ」 校長先生はメガネを指でクイッと持ち上げながらそう言った。 「……」 私は、唇を噛み締めて俯いていた。 「きみは一体、学校に何をしに来てるのか……。学校は恋愛をする場所じゃなく、勉強をするとこですよ」 「……」 「冬休み明けに、望月先生とあなたの処分を言い渡します。いいですね?今日はもう遅いから帰りなさい。それから、もう望月先生には会わないように」 校長先生はそう言って、私に背を向けた。