その時、体がフワッと軽くなった。
それと同時に私は足から床に崩れ落ちた。
「柚葉!大丈夫か?」
先生が私の体を支えてくれる。
「あ、うん……」
先生のセイなんだからね。
何とか立てた私の体はフワフワしていた。
「帰るか」
「うん」
私と先生はピアノ室を出た。
「じゃあね、先生」
「送って行こうか?」
「ううん。1人で帰れるから大丈夫」
「そっか?」
「うん。じゃあね!」
「気を付けて帰れよ」
私は先生と別れて階段を降りていく。
誰も残っていない学校は少しだけ怖い。
急いで階段を降りて、学校をあとにした。



