「で、話してきた結果はどうだったんだ?」
「あぁ、それが……」
「その話に行った先生は突き落としてないと?」
「うん、まぁ……」
「そりゃ、そう言うだろうなぁ。例えやってたとしても、“はい、やりました”とは言わないだろな」
裕幸はそう言ってクスリと笑った。
わかってる、そんなこと。
でも、俺はどうしても香山先生が柚葉を突き落としたんじゃないかと思ってしまう。
証拠があるわけでも、誰かが見ていたわけでもないのに……。
「だったらさ、それ以上問い詰めてもダメだから諦めるしかねぇのかもな」
「あぁ、そうだな……」
俺はそう言ったあとに空を見上げ大きな溜め息をついた。



