「何でそういう発想になるんですか?」 俺は溜め息混じりにそう言った。 「何ででしょうね?」 香山先生はそう言ってクスクス笑う。 腹立つとかムカつくよりも怖いと感じていた。 香山先生の考えてることが全くわからない。 「このあとは大学時代の友達の家に行きます。もちろんその友達は男です。納得ですか?」 俺の言葉に香山先生は何も答えずにいた。 「では、これで失礼します」 早くその場から離れたかった。 俺は伝票を持って立ち上がる。 香山先生は窓の外を見たまま、俺の方を見ようとしなかった。