「柚葉?ゴメン、俺が裕幸に話したんだ」
「そうだったんだ」
「あぁ」
その時、一瞬だけ柚葉が悲しそうな、どことなく恐怖を感じているような顔を見せた。
やっぱり、柚葉はただ階段から落ちただけじゃないのかしれない……。
「もう大丈夫です」
すぐに笑顔に戻った柚葉は裕幸にそう言った。
「階段から落ちたって聞いてビックリしたよ」
「ボーとしてたら足を踏み外しちゃって」
柚葉はそう言ってクスッと笑った。
「気をつけないとね」
「そうですね」
柚葉は裕幸に笑顔を見せると、再び肉じゃがに箸をつけ始めた。
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