「柚葉ちゃん!いらっしゃい!」
裕幸は玄関を開けたと同時に俺ではなく柚葉の方を見て笑顔でそう言った。
「どうぞ?上がって?」
「お、お邪魔します」
俺と柚葉は靴を脱いで玄関を上がった。
「今、飲み物を持って行くから適当に座ってて?」
「あ、はい」
俺と柚葉はソファーに並んで座る。
裕幸は飲み物を用意するためにキッチンへ行った。
テーブルの上にはすでに食事の用意がしてある。
「すごい!美味しそう!」
柚葉は目を大きく見開いて、テーブルに並んだ食事にを見ながらそう言った。
「おまたせ!」
キッチンから戻ってきた裕幸は俺と柚葉の前に飲み物を置く。
「悪いな」
「いいって、いいって。まぁ、夏季だけだったら断ってたかもな」
裕幸はそう言いながらクスクス笑ってるし。
嫌な奴。
「柚葉ちゃん、熱があったって夏季から聞いたから和食にしたけど、和食は好き?」
「はい!」
「良かった。で、熱は大丈夫なの?」
「すっかり良くなりました」
「そっか。あ、食べてて?お粥、持って来るから」
裕幸はそう言って、再びキッチンに行った。
テーブルの上には肉じゃが、ほうれん草の胡麻和え、卵焼き、焼き魚、茶碗蒸しの和食が並び、サラダとフルーツまである。
「いただきます!」
2人で同時に手を合わせて、そう言ってご飯を食べ始めた。



