「とりあえず保健室に行くか?」 先生がそう言ってくれて、私はコクンと頷いた。 「今日は養護の先生は出張でおられないんですよねぇ……」 そう言ってきたのは校長先生だった。 「そうなんですか?じゃあ、僕が彼女を病院に連れて行って、そのまま家まで送って行きます」 「そうですか?桜井さんは望月先生のクラスの生徒だし、お願いしていいですか?」 「はい」 「親御さんには、わたしから電話しときます」 「宜しくお願い致します」 先生はそう言って校長先生に頭を下げた。