「桜井さん?どうしたの!?」
驚いた顔をして私の元に駆け寄ってくる香山先生。
さっきの背中に受けた強い衝撃。
そして、落ちたと同時に現れた香山先生。
あ…………。
私、この人に突き飛ばされて階段から落ちたんだ……。
でも、なんで?
なんで香山先生は私を突き飛ばしたりするの?
さっきのことが原因?
香山先生の顔を見ながらそんなことを考えていると……。
「どうしたんですか?」
職員室の方から聞こえる低くて優しい声。
「あ、望月先生!桜井さんが階段から落ちて……」
「えぇ!」
香山先生がそう言うと、驚いた声を出して駆け寄って来る先生の足音が聞こえた。



