職員室に行くために階段を降りて行く。
もう一階降りて、そこを右に曲がれば職員室が見える。
足早に階段を降りて、あと少しで降り終わろうとしていた時……。
背中に強い衝撃があった。
その拍子に階段を踏み外し、体が階段から落ちていく。
「キャー!」
あまりの恐怖にギュッと目を閉じる。
何も見えない状態で体だけがクルクル回っていて止まったところで目をゆっくり開けた。
私の体は階段の一番下まで転がり落ち、仰向けの状態で止まっていた。
体中に痛みが走り、声が出せない。
体を起こすことも出来ない。
でも生きていることはわかる。
「桜井さん!?大丈夫?」
声のする方へ目をやると、香山先生が階段から駆け降りて来るのが見えた。



