「どうなの?」
何も答えない私にイライラしてるのか、香山先生は少しキツイ口調でそう言ってきた。
私は何も言わず、首を左右に振る。
「桜井さんが誰と付き合うが私には関係ないから好きにしたらいいわ。でもね……」
香山先生はそこで言葉を切り、私の顔をジッと見てくる。
私は思わず目線を下に向けた。
「望月先生とあなたは教師と生徒でしょ?もし無理矢理、あなたがワガママ言って望月先生と付き合ってるなら別れてあげた方がいいわ。確か、望月先生が休んでた時、あなた望月先生のマンションにいたわよねぇ?」
いつ?どこで?
香山先生にバレたの?
私の頭の中は、そんな思いがグルグル回っていた。



