理科室のドアに一番近い机に行き、椅子に座る香山先生。
「そこ、座って?」
ドアの前で突っ立ている私に椅子に座るように促す。
私はドアを閉めて、香山先生に指定された椅子に座った。
机を挟んで向かい合わせに座っている香山先生と私。
私は香山先生の目を見ることが出来ず下を向いた。
香山先生は一体、私に何を聞きたいんだろう……。
「桜井さん?」
「はい」
「私、遠回しに言うのは好きじゃないから単刀直入に聞くけど……。あなた、望月先生と付き合ってるの?」
「えっ?」
私は香山先生の言葉に顔を上げた。
目を見開いて香山先生を見る。



