先生が運転する車は、どんどん山道を登っていき、着いたのは展望台の駐車場だった。
駐車場には何台か車が停まっていて、展望台のベンチに座っている人も見える。
「食べよっか?」
「うん」
私はファストフード店で買ったものを袋から出して先生に渡していく。
ドリンクはカップホルダーに置いた。
「いただきます」
手を合わせて、チーズバーガーの袋を開けて一口食べた。
「美味しい」
「それは良かった。でもゴメンな……」
「ん?」
「レストランとか連れて行ってやれなくて……」
「いいの!さっきも言ったけど、私は先生と一緒にいるだけで楽しいし、ハンバーガー好きだし」
「そっか……」
「うん」
「柚葉が卒業したら、いっぱい外でデートしてレストランで食事しような?」
「うん」
先生は私の頭を優しく撫でてくれた。
卒業したら先生と堂々といっぱい外でデートしたいな。



