商品を受け取った先生は、私の膝の上に商品の入った袋を置いた。 「持ってて?」 「あ、うん」 ドリンクも入ってるから倒れないように、商品の入った袋をギュッと持った。 「先生?ありがとう」 「えっ?何が?」 「お金……」 「あぁ、いいよいいよ」 先生はそう言ってクスクス笑った。 ファストフード店を出た車は、来た道と反対方向に走る。 どこ行くんだろ……。 私は流れる景色を見ながら、そんなことを考えていた。