「冷蔵庫、貸してもらってもいい?」 「あ、う、うん……」 柚葉はサンダルを脱ぐと、部屋の中に入って行った。 俺より裕幸の作った惣菜が大事なわけ? 俺も靴を脱いで部屋に入る。 キッチンの冷蔵庫に裕幸の作った惣菜を入れていく柚葉。 「先生、ありがとう。先生の家の冷蔵庫、あまり物が入ってなくて助かった」 柚葉はそう言ってクスクス笑った。 「そっか……」 俺は力なく笑うとソファーに座った。