「じゃあ、俺らもそろそろ帰るわ」
相川さんが戻ってきた時に、先生がそう言った。
「柚葉ちゃんともう少し話をしたかったけど、残念」
テーブルの上を片付け始めた相川さんはそう言って笑った。
「片付け、手伝いますよ!ねぇ?先生、片付けして帰ろ?」
「いいよ、いいよ。散らかしてそのまま帰るのはいつものことだから」
「そうそう」
溝口さんはそう言ってビールを飲んだ。
「ダメです。ちゃんと片付けて帰ります」
「どっちが先生かわかんねぇな。なぁ?夏季?」
相川さんは先生を見る。
「確かにな」
先生はケラケラ笑ってるし。
「拓真はどうする?帰るなら送って行くけど?」
テーブルの上のゴミを拾いながら先生が溝口さんにそう聞いた。
「俺はもう少しいるわ」
「そっか」
溝口さんはそう言って、ビールの缶を持って部屋の中に入って行き、すぐに戻って来た溝口さんも一緒に片付けを始めた。



