「こんばんは〜!」
テラスにいた私と先生の背後から男性2人の声が聞こえた。
「よぉ!」
先生が振り返り挨拶をする。
「その子が夏季の彼女?」
「そう」
私も挨拶した方がいいよね?
私はイスから立ち上がり、男性2人の方を向いた。
…………って、えぇ!
「ふ、藤原先生!?」
「桜井!?」
私と藤原先生は同時に声を上げた。
私も藤原先生も目を見開いて見てる。
何で藤原先生がここにいるの?
「えっ?なになに?夏季の彼女と修って知り合い?」
藤原先生の隣にいた、もう1人の男性が私たちを交互に指差しながらそう聞いてきた。
先生もわけわからないような感じで私たちを見る。
「中学の時の音楽の先生、です……」
「教え子、です……」
私と藤原先生はそう先生たちに説明した。
「すっげー世間って狭いねぇ。って、あ、俺は溝口拓真、よろしくね」
「あ、桜井柚葉です」
私は溝口さんに頭を下げた。
うわぁ、藤原先生が先生の親友だったなんて……。
なんなの?



