私は顔を上げた。 「やっぱり可愛い」 相川さんがそう言ってニッコリ笑う。 「可愛いだろ?」 先生はそう言って、私の肩を抱き寄せた。 「夏季とは大学の時の同級生で親友で……」 「知ってます」 「えっ?」 先生と相川さんが同時に声を上げた。 「わ、私、相川さんのファンなんです!」 「えっ?マジ?じゃあ、柚葉が言ってた好きなピアニストって……」 先生が私と相川さんの顔を交互に見る。 私はコクンと頷いた。 先生の親友が相川さんだなんて! 凄い……。