「柚葉?力、抜いて?」
む、無理……力なんて抜けない……。
私は首を左右に振る。
「お願いだから……」
先生はそう言ってキスしてきた。
私の身体の力が抜けた一瞬を狙って、私の方に一気に体重をかけてきた。
声にならない声が出る。
先生と初めて一つになれた喜びと、身体の痛みで涙がポロポロとこぼれてくる。
「泣かないで?」
先生はそう優しく言って、頬に指を這わしてきた。
オレンジ色の淡い光に照らされた先生の美しい顔。
長めの前髪から覗く先生の目。
苦しそうに吐息を吐く先生。
それが美しくて、私の身体はキュンと疼く。
先生の温もりが身体中を包む。
私は先生の首に腕を回した。
「…………クッ」
先生の口から声が漏れ、私の方に身体を倒すと動きが止まった。



