「やっぱ、ゆずは純粋だね」
そう言ってクスクス笑う綾乃。
綾乃はどうなんだろう……。
最近、彼氏が出来たと教えてくれた。
他校の先輩で、電車に乗ってる時に声をかけられて付き合うようになったとか言ってたっけ……。
一度だけ見かけたことあるけど、綾乃の彼氏も先生に負けないくらいイケメンだったな……。
「綾乃はどうなの?」
「ん?何が?」
「だから、その……彼氏と……」
「うん。ヤったよ」
そう平然と答える綾乃にビックリして、目を大きく見開いて綾乃を見た。
「何でそんなにビックリするのよ」
「だって……」
「好き同士だったらヤるのは当たり前だと思うよ?男は好きな彼女を抱きたい。女は好きな彼氏に抱かれたいって思うしさ」
「そうなのかなぁ……」
先生もそう思ってるのかな?
でも、先生の部屋に行って2人きりになっても、そんな素振りを見たことないし、そんな雰囲気にもなったことない。
先生は私のこと好きじゃなくなったのかな……。
そんなことを考えてると、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。
私と綾乃は急いで片付けをして、教室に戻った。



