「……うん」 私はサンドイッチの袋を開けながらそう言った。 綾乃に話そうと思ったのに、いざ話そうとしたら何て言えばいいのかわからない。 「うん、じゃなくて、話って何?」 「うーん……」 袋を開けたサンドイッチを眺めながら曖昧な返事をする私。 「ゆず?どうしたの?」 綾乃が私の顔を覗き込むようにしてそう言ってきた。 「あのね……」 「うん」 「あの……」 言わなきゃ。 ちゃんと言わなきゃ……。