「どうぞ?」
キッチンから戻り、香山先生にソファーに座るように促した。
香山先生がソファーに座る。
俺は香山先生の向かいの床の上に座った。
「で、お話とは?」
なかなか話そうとしない香山先生。
床を見つめ、何か考えてるみたいだった。
「香山先生?」
「えっ?」
香山先生は我に返り、俺を見る。
「いや、だから話って何ですか?そのために来たんじゃないんですか?」
風呂場にいる彼女の事が気になり、若干イライラしていた。
「あ、ゴメンなさい……」
「いえ……」
「望月先生?」
「はい……」
「望月先生は、桜井さんの事を特別扱いしてませんか?」
「はい?」
香山先生の言葉に思わずそう答えてしまった。



