『出て来れないかな?』 「えっ?」 『あ、いや、無理ならいいんだ……』 「……い、行きます!」 先生がなぜ、◯◯駅にいたのか、なぜ私を呼び出したのか理由もわからないまま行くと返事をしてしまった。 『じゃあ、待ってる』 「はい」 先生と電話を切ったあと、私は鏡の前で髪を整えた。 まるでデートに行くみたいで、おかしくて鏡の前で笑ってしまった。 スマホと鍵を持って、アパートを出ると急いで駅に向かった。