「あ、あの、先生?」
『ん?』
「先生は体調はどうですか?」
『あー……まだ少し体がダルくて……。溜まってた疲れが出たのかもなぁ……』
先生はそう言ってクスッと笑った。
「大丈夫なんですか?」
『あぁ、大丈夫だから。桜井さんも体調には気をつけてな』
「はい……」
自分が体調悪いのに、私を気遣ってくれる先生は大人だなと思う。
先生との電話を切ったあと、私はベッドの上に寝転んだ。
天井を見つめながら、スマホをギュッと胸の上で握りしめる。
先生と電話しただけで声だけだったけど、先生の温もりが伝わるような気がした……。



