君にありがとう。

待ち望んだあの日は思ったより急に来た。

それは2学期が終わる頃だった。

いつも通り未来と私のクラスに入って、

次は未来のクラスまで送ろうと思っていた。

未来を送る前に、私は引き出しの中に

何かを入れようとした。

中にはなにか入っていた。

友達と交換してる手紙、

引き出しの中に入れたっけ?

そう思って開くと、

「俺明奈のこと好きやから、

付き合って欲しい。

透より」

って書いていた。