私はモヤモヤした感情を心にとどめたまま昼休みまで過ごした。
昼休みに足元に何か転がっていることに気づいた。

ペンだ。しかも沙里の。
あとで届けに行こうと思っていた。

でも、私は次の瞬間、窓から校庭にある池に投げ込んでしまった。

ハッと我に返った時にはもう遅い。
もう、ペンは見えなくなってしまっていた。

私の心の中は罪悪感で埋め尽くされた。
でも、少しスッキリした。