え!?なになになになに!?
どーしたの!?
「どうしたん!?」
泣き出した明香の背中をさすってた純恋が答えた。
「これみてみ」
ん?これクラス表?なんで明香もってんの?
「馬鹿ね。これさっき配られてたよ!」
知らねぇよ!
まぁでも緊張で下ずっと見てたもんな。
そりゃ気づかないわ。
「私と優愛はクラス一緒なんだけど……」
本当だ!ちゃんと名前書いてある!
嬉しい顔してると睨むように明香がこっちを見てきた。
まさか……
「クラス違うんだよ。明香だけ。ふっw」
吹き出した純恋が答えた。
「笑うんじゃないよっ!うわぁぁぁぁあん!!」
明香が吹き出した純恋への怒りとクラスが一人だけ違ったことの虚しさを吐き出すように泣いた。
「でも、ほら、休み時間に会えるでしょ?」
「……うん」
「次はおんなじクラスになれるから。」
「むぅー」
ふてくされた明香をなだめながら、わたし達は
クラスへ向かった。
えっと……3組だったよね。
あった!3組!
涙目の明香とお別れして私と純恋はクラスに入った。
「マジそれでさぁ……」「そんでそんで?……」
「聞いてよぉ!あの子がね?……」

まさに猿山状態の教室であった。