「もうあれから2年も経つんだね」 「早いよね、時間が経つのは」 私と田中くんが初めて出会ったのも、あの日。 2年も前なのに昨日のことのように鮮明に思い出せる。 きっと私はあの瞬間、恋に落ちたんだ。 全てはあの日から始まり。 あの時の気持ちが今もこうして私の胸の中にいにて…私を苦しめている。 恋ってどうして上手く行かないんだろう。 「彩は…それでいいの?」 「愛奈?」 「私は、彩に後悔して欲しくない…自分の進みたい道を選んで欲しい」