けど、今はそんなことどうでもいい。



『昨日、何してたんだよ』



俺が気になるのは昨日の事。



『昨日、ね』



余裕の無い俺を見て、アイツはふっと口角を上げていた。



昨日と言うのは彩が買出しをした後のことだ。

小西に彩が買出し担当だと言う事を聞いたから、俺はスーパーへと向かった。

けれどそこにいたのは、彩と田中だった…



一瞬俺の目を疑ったけれど、紛れもなくその場にいたのは目の前にいるコイツ。



そのまま大人しく帰るなんてできず、こっそり後をつけた。

けれどその行動を後から死ぬほど後悔した…