【完】僕と君のアイ言葉



それから私達は作ったカレーを食べ終え、ちょっとしたレクを行い遠足を終えた。



帰りのバスはみんな爆睡状態。

ただ、私は宙のことが少し気になり眠ることはなかった。



レクを行っている間、宙の姿を見かけることはあったけれど…

どこか上の空で、楽しそうに見えなかった。

学校行事とかいつも全力で楽しむ宙だから、今日の宙は心に引っかかる。



「はぁ…」



どうしたんだろう…



考えれば考えるほどため息が出てしまう。



「幸せ逃げるよ?」



突然声がして横を見れば田中くんが後ろの席から身を乗り出して私を見ていた。



「起きてたんだ」



「うん。君は寝ないの?」